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[C++] structとclassの違い

Cプラスプラスでは、データをまとめて管理する代表的な方法として構造体とクラスが存在します。 この二つは一見似ていますが、アクセス指定や使い方、パフォーマンスに微妙な違いがあります。 本記事では、構造体とクラスの違いを明確にし、それぞれを使い分けるための指針を提供します。 アクセス指定による構造体とクラスの基本的な違い C++において構造体とクラスの最も明確な違いは、デフォルトのアクセス指定にあります。 構造体はデフォルトで全てのメンバーが public であり、外部から自由にアク…

間違えると百倍遅いfor文-二重for文の正しい書き方、キャッシュフレンドリーな繰り返し文の書き方

プログラミングをしていると、あるいはバックジョンの問題を解いていると、よく二重for文、あるいはそれ以上のネストされた反復文を使わなければならないことがありますが、この時、二重for文をうまく使えないとコードが100倍近く遅くなることがあります。これはC++だけの問題ではなく、全てのプログラミングに適用される話です。 | 100倍以上遅いネストされた反復文   // 1番の方法 for (std::size_t i = 0; i < N; ++i) {     for (std::siz…

[C++] std::iterator, なぜ使うのか

C++におけるイテレータは、STL(標準テンプレートライブラリ)の各種コンテナを効率的に操作するための重要な概念です。ベクタやリスト、マップといったコンテナ操作の際に、ポインタのように使えるこの仕組みは、高度な抽象化と柔軟な記述を可能にします。また、範囲ベースのforループや各種アルゴリズム関数との相性も良く、モダンC++を活用する上で不可欠な知識です。 イテレータの基本と構文 C++のイテレータは、ポインタと同様にコンテナの各要素へアクセスする手段を提供するオブジェクトです。イテレータ…

[モダンC++] std::string_view、なぜ使うのか

タイトル:文字列処理最適化の鍵 string viewの活用法 string viewはC++17で導入された軽量な文字列参照型で、std::stringやconst char*など様々な文字列型を効率的に扱える機能です。文字列のコピー生成を回避し、性能劣化を防ぐために非常に有用です。特に、異なる文字列型間の処理における一貫性と最適化が求められる現代のC++開発において、string viewの導入は重要な手段となります。 string viewと文字列型の互換性 C++の文字列処理…

[C++] OOPは万能ではない。データ駆動型プログラミング

オブジェクト指向プログラミングは広く使われてきたが、性能面では限界がある。 その代替として注目されているのがデータ中心プログラミングという設計哲学である。 C++を中心に、両者の使い分けと最適な活用方法を理解することが現代の開発に求められている。 プログラミングにおけるデータ重視の設計思想 データ中心プログラミング(Data Oriented Programming、以下DOP)は、データをどのように効率的に扱うかに重点を置いた設計哲学である。オブジェクト指向プログラミング(以下OOP)が抽…

[モダンC++】std::span、なぜ使うのか?

C++におけるstd::spanは、配列やベクターなど連続メモリを持つコンテナを安全かつ柔軟に扱うために導入された機能です。 この標準スパンは、テンプレートの概念と補完しながらも、安全性や相互運用性の面で独自の利点を持っています。 この記事では、モダンC++におけるstd::spanの使い方とその実用性、そして具体的な活用例について詳しく解説します。 std::spanの概要と使い方 C++のコンテナは大きく分けて連続メモリ型(vector、array、C配列など)と非連続メモリ型(li…

C++ スレッド数取得方法と最適化戦略

C++におけるスレッド数の取得方法は、バージョンやライブラリによって異なります。 C++11以降では標準ライブラリを用いた簡潔かつポータブルな実装が可能です。 本記事では、C++におけるスレッド数取得の方法、OpenMPやOS依存APIの活用法、そして最適なスレッド数の選定基準について体系的に解説します。 標準ライブラリによるスレッド数の取得 C++11から導入された標準スレッドライブラリは、並列処理を行う上での基本機能を提供しており、その中の `std::thread::hardwar…

バックエンド開発者必見:データベース設計手順と方法

データベース設計はバックエンド開発における中核的な工程であり、適切な手順を踏むことでシステムの効率性と安定性を確保できます。この記事では、データベース設計の流れとその各段階について解説し、バックエンド開発者にとって不可欠な設計知識と実践的なアプローチを紹介します。要件分析から物理設計までの全プロセスを網羅し、設計失敗によるパフォーマンス低下や保守性の悪化を防ぐためのポイントを整理します。 要件分析と情報整理 データベース設計における最初のステップは、システムに必要な情報と機能を明確にする…

データベース設計

データベース設計とは、ユーザーの要求を分析し、それをコンピューター上で扱える構造に変換し、特定のDBMSを用いて実装する作業です。無欠性や一貫性、回復性などの観点を考慮しながら、設計手順に従って段階的に進めていきます。設計は要求分析から始まり、概念設計、論理設計、物理設計、そして最終的な実装へと進行します。 要求分析と無欠性の確保 データベース設計における第一段階は「要求分析」です。これはデータベースを使用するユーザーから必要な情報を収集し、データの種類や用途、制約条件などを明確にするプロ…

モジュール連携とインターフェース実装の理解

モジュール連携とインターフェース実装は、システム開発における効率と信頼性を確保するために不可欠なプロセスです。 EAIやESBといった連携方式を通じて、内部モジュールおよび外部モジュール間でのデータ交換が円滑に行われます。 さらに、インターフェースの実装とその検証を通じて、機能の正確性と安定性を確認することが重要です。 モジュール連携とEAIおよびESB方式 モジュール連携とは、システム内の異なるモジュール間または外部システムとの間で、データを交換し協調的に動作させるための関係を構築するこ…

アプリケーションテスト管理重要性

アプリケーションテスト重要性 애플리케ーションテストは、ソフトウェアに潜在する欠陥を発見し、製品の信頼性を向上させるために欠かせないプロセスです。テストによってプログラム実行前にエラーを特定し、適切な対処が可能となります。これは高品質なソフトウェア開発における最も効果的な手段といえるでしょう。 また、アプリケーションの欠陥は特定のモジュールに集中する傾向があり、これはパレートの法則に基づいています。コードの20%に80%の欠陥が存在するとされます。同じテストを繰り返すことで新たなバグが…

ソフトウェアパッケージング

ソフトウェアパッケージング、リリースノート、DRM、ソフトウェアインストールマニュアル、ソフトウェアユーザーマニュアル、構成管理、Subversion、Git、Jenkins、Gradleについて解説します。各キーワードの役割と注意点、関連する手順について詳しく紹介し、ソフトウェア開発と運用における重要性をまとめます。この記事では、ソフトウェアパッケージングの基本から、実践的な管理方法まで幅広く学べます。 ソフトウェアパッケージングとリリースノートの重要性 ソフトウェアパッケージングとは、モ…

単位モジュール実装とテスト

単位モジュール実装はソフトウェア開発に不可欠な要素であり、単位機能仕様書、IPC、テストケース、単位モジュールテスト、テストプロセス、IDE、ビルドツール、Ant、Mavenといった重要なキーワードについて理解する必要があります。各用語の定義と役割を整理し、単位モジュール開発における基本知識を身につけましょう。この記事では、単位モジュール実装からテストプロセスまで一貫して解説します。 単位モジュールと単位機能仕様書 単位モジュールとは、ソフトウェア実装における特定の機能を独立して実行できるプ…

ITデータ構造

資料構造の定義と種類について詳しく学びます。線形構造と非線形構造の違いを理解し、それぞれの特徴を押さえることが重要です。配列、リスト、スタック、キュー、ツリーなど、さまざまな資料構造を徹底的に解説します。 資料構造の定義と特徴 効率的なプログラムを作成するためには、記憶空間の効率性と実行時間の迅速性が最も重要な要素となります。資料構造とは、プログラムで使用するデータを記憶装置内に保存する方法と、それらのデータ間の関係や処理方法を研究・分析する分野を指します。 資料構造の主な特徴は以下の…

ソフトウェアアーキテクチャの設計プロセス

アーキテクチャ設計プロセスは、設計目標設定、システムタイプ決定、アーキテクチャパターン適用、サブシステム具体化、レビューの順で進行します。アーキテクチャパターンは、レイヤパターン、クライアントサーバパターン、パイプフィルタパターン、モデルビュコントローラパターンなどがあり、システム構成の基本枠組みを提供します。本記事では、アーキテクチャ設計プロセスとパターンの種類について詳しく解説します。 アーキテクチャ設計プロセス概要 アーキテクチャ設計プロセスは、システム開発において非常に重要な役…

ソフトウェアアーキテクチャ設計の基本原則であるモジュール化

ソフトウェアアーキテクチャ設計の基本原則であるモジュール化、抽象化、段階的分解、情報隠蔽について学びます。また、ソフトウェアアーキテクチャの特徴と役割についても理解を深めます。これらの知識は、質の高いシステム開発を目指す上で不可欠なものです。 モジュール化と再利用性の向上 モジュール化とは、ソフトウェアの性能向上、保守性向上、再利用性確保などを目的に、システム機能をモジュール単位で分割することを意味します。例えば、頻繁に使用される認証機能や計算式を共通モジュールとして構成することで、プロジ…

HCI/UX 感性工学現代デジタル製品設計重要役割

HCI UX 感性工学は現代のデジタル製品設計において重要な役割を果たしています。HCIは人間とシステムの相互作用を研究し、UXはその利用体験全体を指し、感性工学はこの体験から得られる感覚を科学的に設計します。本記事ではHCI UX 感性工学の基本概念を明確に理解し、さらにソフトウェアアーキテクチャについても紹介します。 HCIとUXの基礎概念 HCI(ヒューマンコンピュータインタラクションまたはインターフェース)は、人間がシステムをより安全かつ便利に利用できるよう研究する学問分野です。初…

[UI] UI 詳細設計

UI詳細設計は、UI設計書を基に全ての画面に対して詳細な設計を進める工程であり、UIシナリオ文書を作成することが重要です。UIシナリオ文書では、機能構造や画面間のインタラクションの流れ、例外処理などが整理されます。この記事では、UIシナリオ文書作成の原則や期待される効果について詳しく解説します。 UIシナリオ文書作成の基本原則 UI詳細設計を進める際、UIシナリオ文書を作成することは不可欠です。開発者がUIの機能と動作を一目で理解できるよう、具体的に文書化する必要があります。一般的には階…

[UI] UI設計書の概要

UI設計書は、ユーザー要求を基にUI設計を具体化するために作成される重要なドキュメントです。UI設計書の構成要素や改訂履歴、要求定義書の作成方法についても詳しく整理しました。また、ユーザビリティ評価とその向上に向けたUI設計原則についてもまとめています。この記事では、UI設計書の基本から活用法まで幅広く解説します。 UI設計書の基本構成と作成方法 UI設計書は、プロジェクトの一貫性と効率的なコミュニケーションを支えるために作成されます。作成の順序は明確に決まっており、まず表紙にプロジェクト名…

[UI] UIプロトタイプ概要とメリットデメリット

UIプロトタイプ制作及び検討は、ユーザーの要求に基づいて実際に動作するかのように見せる試作品を作成し、検証や改善を行う重要なプロセスです。UIプロトタイプは、ユーザーとの認識のズレを防ぎ、開発の効率を高める役割を果たします。この記事では、UIプロトタイプ制作及び検討における概要、メリットとデメリット、種類、計画および制作時のポイントについて詳しく解説します。 UIプロトタイプ概要とメリットデメリット UIプロトタイプとは、ユーザー要求をもとにして作成された動的なモックアップであり、実際に…

[UI] UI設計ツールの種類

UI設計ツールはユーザーの要求に合わせて画面構造やレイアウトを設計する際に使用されるツールです。主なUI設計ツールには、ワイヤーフレーム、モックアップ、ストーリーボード、プロトタイプ、ユースケースなどがあります。これらのツールは、実際の実装前に画面構成や操作方法をあらかじめ計画段階で示すために活用されます。適切なUI設計ツールを選択することで、開発プロセスの効率化とユーザー体験の向上が期待できます。 ワイヤーフレームとモックアップの基本概念 ワイヤーフレームは、UI設計の初期段階で作成される…

ソフトウェア品質要求事項の基本と国際標準

ソフトウェア品質要求事項の基本と国際標準 ソフトウェアの品質とは、機能性、性能、満足度など、ソフトウェアに対する要求事項がどれだけ満たされているかを示す特性の総体です。優れたソフトウェア品質は、ユーザーの要求を十分に満たすことで確立されます。国際標準であるISO/IEC 9126およびその改訂版ISO/IEC 25010は、ソフトウェアの品質特性と評価のための指針として広く使用されています。品質特性には、機能性、信頼性、使用性、効率性、保守性、移植性などがあり、これらの特性を理解し適切に評価す…

[ソフトウェア] ソフトウェアアーキテクチャの設計方法と原則

ソフトウェアアーキテクチャはシステムの基本構造を形成し、ソフトウェア要素間の関係を表現するフレームワークです。優れたソフトウェアアーキテクチャを設計するには、モジュール化、抽象化、段階的分解、情報隠蔽という基本原則に従う必要があります。本記事では、ソフトウェアアーキテクチャの設計プロセスと品質特性について詳しく解説します。 ソフトウェアアーキテクチャの基本原則 ソフトウェアアーキテクチャの設計において、基本となる原則を理解することは非常に重要です。これらの原則は、高品質で保守性の高いシステム…

[UI, User Interface] ユーザーインターフェース標準とガイドライン:基本概念から実践まで

UIの標準とガイドラインは、使いやすいシステムを構築するための重要な基盤です。技術的中立性(ウェブ標準)、普遍的な表現保障(ウェブアクセシビリティ)、機能の互換性(ウェブ互換性)を考慮したUI設計が求められています。本記事では、UI標準とガイドラインの基本概念から韓国型ウェブコンテンツアクセシビリティガイドライン、電子政府ウェブ標準遵守指針、そしてナビゲーション設計までを詳しく解説します。 ウェブ標準とUIガイドラインの基本概念 ユーザーインターフェース(UI)の開発においては、標準とガイ…

[UI, User Interface] ユーザーインターフェースの基本概念と設計原則

ユーザーインターフェースの基本概念と設計原則 ユーザーインターフェース(UI)は、人間とシステムの間の相互作用を円滑にする装置やソフトウェアを指します。初期のUIはコンピュータとの単純な対話に限定されていましたが、現在では情報伝達の表現方法として進化しています。UIは物理的制御、コンテンツ表現、使いやすさという三つの分野に分けられ、ソフトウェア領域の中で最も変更が多く発生する重要な要素です。 ユーザーインターフェースの概念と特徴 ユーザーインターフェース(UI)とは、ユーザーとシステムの間の相…

UML(Unified Modeling Language) とは?UMLの概要

UMLは、システム開発における分析、設計、実装の全工程において、関係者間の円滑なコミュニケーションを実現するための統一モデリング言語です。UMLは構造や動作を視覚的に表現するための多様な図を提供し、開発者と顧客の理解を助けます。この記事では、UMLの基本構成、関係性の種類、そして図を通じた表現手法について詳しく解説します。 構成要素の理解 UMLの基本を構成するのは「構成要素」「関係」「ダイアグラム」の三つです。まず、構成要素である「事物(サブジェクト)」は、モデルを形成する最小単位であり…

[Dev] システム把握手順

新しいシステムを開発する前には、現行システムの構成と機能、システム間のデータ連携、使用中の技術要素、ソフトウェアとハードウェア、そしてネットワーク構成を正確に把握することが重要です。現行システムのパーツを段階的に分析することで、開発の方向性を明確にできます。この記事では、現行システムパックの手順とその目的について詳しく解説していきます。 システム構成と機能の把握 現行システムの最初のステップは、どのようなシステムが構成されているかを把握することです。企業の業務を支える基幹業務システムと、それ…

XP開発手法とは?リリースと可視性の重要性

XP開発手法は、リリースや可視性といったキーワードと密接に関係していて、柔軟な対応力が求められるプロジェクトで非常に効果的です。 XPは反復的な開発と顧客の積極的な参加を通じて、生産性を高めることを目的としています。 この記事では、XP手法の基本から開発プロセス、実践方法までわかりやすくまとめてみました。 XP手法の概要と価値観 XP(エクストリーム・プログラミング)は、変化する顧客の要望に柔軟に応じるためのソフトウェア開発手法だよ。 短いリリースサイクルを繰り返すことで、進捗を可視化しな…

[ソフトウェア] タイトル:ソフトウェア開発における要求事項定義とその重要性

ソフトウェア開発において、要求事項定義はシステムが提供すべきサービスと制約条件を明確にするための基本工程である。 機能要求と非機能要求、さらにユーザー要求とシステム要求に分類され、それぞれ異なる視点から開発内容を整理する。 要求事項の収集、分析、文書化、確認というプロセスは、確実な開発計画と成果物の品質を保証する上で不可欠である。 要求事項の定義と分類 要求事項とは、ソフトウェアが解決すべき課題や提供すべきサービスに関する説明、およびその運用における条件を示すものである。 ソフトウ…

スクラム開発とは?チーム構成からプロセスまでわかりやすく解説

スクラムって、ラグビーの用語から来てるって知ってた?実はこれ、ソフトウェア開発でもすごく注目されてる方法なんだよ。 この記事では、スクラムのチーム構成と開発プロセスについて、わかりやすく紹介していくね! スクラムの基本からスプリントやレビューまで、開発の流れをしっかり押さえていこう! スクラムチームの構成 スクラム開発では、チームワークがめっちゃ大事! スクラムチームは「プロダクトオーナー」「スクラムマスター」「開発チーム」の3つで構成されてるよ。 まずプロダクトオーナーは、開発するプロ…

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